引っ越しのごあいさつ
みなさま
こんにちわ。原発とめよう会です。
突然ではございますが、このたび下記ブログサイトに引っ越しをすることにいたしました。
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。
みなさま
こんにちわ。原発とめよう会です。
突然ではございますが、このたび下記ブログサイトに引っ越しをすることにいたしました。
お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。
みなさま
こんにちわ。今日は4月5日月曜日です。新学期新生活の始まりですね。あいにくの雨模様ですが、雨の日もあれば晴れる日もある。明けない夜はない、ってことで気にせずさら~って今日を乗り越えましょう。
原発とめよう会も4月17日土曜日に年度初めの会議を開催いたします。今年度はどんな活動をしようかしら?たくさんの人にどうしたら来てもらえるかしら?どうやったら原発をとめられるかしら?
などなどあーでもないこーでもないワイワイガヤガヤなんて会議。
みなさまぜひ参加ください。
場所は池袋周辺です。
メールにてご連絡くださいましぃ。
さて、イベントのお知らせです。
5月9日(日)に~瀬戸内・長島の海から自然との共生を考える~を副題として上関原発建設反対の緊急シンポジウム&パレードを開催します。
上関原発は中国電力が瀬戸内海の山口県上関町長島に建設を予定している原発です。建設予定地の向かい側にある祝島では長く反対運動をされてきており、元気な島のおじちゃんおばちゃんたちの鉢巻き姿は僕たちに勇気を与えてくれます。
瀬戸内海は内海であるため、生態系破壊が著しいとの懸念から、鳥学会や生態系学会から見直しを求める動きも出ています。
当日は基調講演や現地からのアピール、パネルディスカッションを予定しています。
また、「ミツバチの羽音と地球の回転」予告編上映と鎌仲ひとみ監督のトークも予定されております。
是非お越しください。(来)
とき:5月9日(日)午前10時30分開場、午前11時00分開会。
場所:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー地下1階1001号教室。
参加費:一般800円。学生500円。
プログラム:
・11時00分~ ミツバチの羽音と地球の回転予告編上映&鎌仲ひとみ監督トーク
・12時30分~ シンポジウム
・15時00分~ パレード(パレードの身の参加も歓迎!)
主催:上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~、現代史研究会
後援:WWFジャパン、日本自然保護協会、ラムサール・ネットワーク日本、全国自然保護連合
お問い合わせ先:電話:03-3357-3800(原子力資料情報室)
2月7日、六ヶ所村の菊川慶子さんの茶話会に参加しました。
菊川さんは、淡々と語ります。“核燃に頼らない村作り”をしたいと、チューリップ農園「花とハーブの里」を営み暮らしをたてていること。再処理工場が自宅から6キロ先にあること。以前は六ヶ所村でも激しい反対運動があったけど、今は核燃料施設で働く人も多く、村内で表立って言う人はあまりいないこと。六ヶ所村の人は、もし何かあっても逃げるところなんてないでしょう、とも。菊川さんの熱く秘めた思いが、静かな言葉からひたひたと心に沁みこみ込んできます。
美しく広がるチューリップ畑と、無機質にたたずむ再処理工場。縄文の頃から命を育んできた豊かな土地に、あらゆる命を奪う放射能をはき出す愚かな人工物。
東京に住む私が使った電気のゴミが六ヶ所村に運ばれ、青森の大地や三陸の海を放射能で汚すのは間違ったことであり耐え難いことです。知らないふりをすることは自分に嘘をついていることではないか、原子力発電は人間が天に唾するものだと思えます。
多くの人が望めば、世の中はいつかそのようになるのだと思います。今年も六ヶ所村のチューリップを見にいきたいと思いました。(K.N)
今から約30年前の1979年9月アメリカのマディソン・スクエア・ガーデンで「NO NUKES」という原子力発電反対を掲げたコンサートが開かれたことがあります。
1979年3月28日、アメリカ合衆国東北部ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所で発生した重大な原子力事故に端を発した原子力発電反対コンサートです。
史上最高のロック・フェスティバルと言われる1969年のウッドストックに匹敵し約25万人の観客を動員いたしました。
呼びかけ人はジャクソンブラウンらのミュージシャンであり、ボニーレイト、ブルース・スプリングスティーン、ジェイムズ・テイラー、カーリーサイモン、クロスビー&スティルス&ナッシュ、ドゥービー・ブラザーズ、ジョンホール、ライクーダー、他総勢54人の著名なミュージシャンが集まり。全員がノーギャラで演奏し、収益金は反核運動や支援団体に全て寄付されたとのことです。
日本では約20年前の1988年にRCサクセッション(忌野清志郎作詞)の「COVERS」という反核・反原発の数曲が入ったアルバムがレコード会社の親会社が原発関連会社のため発売禁止になっています。
そのような経緯を知ってる2010年現在、特に影響の大きいテレビの中での原発に関する報道はどうなのでしょうか?
どの番組、どの解説者、どのコメンテーターが反原発を訴えているでしょうか?
何か変だと感じるのが普通だと自分は思っています。(つか)
2月7日日曜日に大地を守る会六本木事務所で、菊川慶子さんのお話を聞く会が開催されました。
紙媒体での事前の告知もなく、口コミで皆様お誘い合わせのうえお越しいただいたのですが、なんと総勢24名と多くの方にお集まりいただきました。パチパチパチ。
これも菊川慶子さんのお話、というか、菊川慶子さんという人がどんな方なのか、を知りたくて集まったのではないかと思っております。
自分もそんな一人でした。
菊川さんは華奢なお方で、声も小さく、どこに、あんなパワーが潜んでいるのだろうかと不思議でした。
菊川さんは元々六ヶ所村の出身でいらっしゃって、就職で首都圏に上京されてきましたが、いずれは田舎で暮らしたいと考えておられ、中京地域の土地を探していたとか。
しかし、故郷である六ヶ所村を思い、核燃に翻弄される故郷の現実から目をそらすことができずに、Uターンされました。
機動隊とぶつかって、村民からは嫌味なことも言われ、厳しい生活であることは想像に難くありません。
小さな村で反対の声はだんだん小さくなり、心細く思ったこともあるでしょうが、くじけずに今日まで、チューリップ畑を経営されながら反対運動を続けてこられているのは、故郷を愛しているからなのでしょう。
菊川さんは忙しくて気づいたら10年が過ぎたとおっしゃいますが、生半可な根性では務まりません。
ただただぶれずにまっすぐに前を見据えていらっしゃる姿には感動を覚えます。
参加された方々からも、力や元気を菊川さんからいただいたという声がたくさんでました。
菊川さんから頂いた元気を持って、僕らは僕らのできることを実直に行うことが菊川さんを応援すること、約束を果たすことだと改めて思いました。
でもでも、やっぱりチューリップ畑にも行ってみたい。消費者会員のみなさんととめよう会で花とハーブの里にお伺いし、ご迷惑をおかけしない範囲で畑の手伝いをし、元気をいっぱいもらってこようかなと計画することにしました。
みなさま
急ではありますが、2月7日日曜日に大地を守る会六本木事務所にて、六ヶ所再処理工場稼動に反対しておられる菊川慶子さんをお招きし、活動の様子などを伺う茶話会を開催いたします。
滅多にないチャンスですので是非足を運ばれますようお願いいたします。
期日:2月7日(日)14時から16時30分くらいまで
場所:大地を守る会本部 会議室
〒106-0032
東京都港区六本木6-8-15
第2五月ビル3階
http://www.daichi.or.jp/organization/access/
1階に、おいしい雲南料理のお店、御膳房があるビルです。
★保育はございません。お子様連れで是非どうぞ。
★なお、非会員の方は参加費500円を頂戴いたしますので予めご了承下さいませ。
連絡先は次のとおりです。
①2月5日(金)まではtomeyoukai@daichi.or.jp
②当日は℡03-3402-8841(正午から通話可能です)
★事前申込みは不要ですが、満席の場合入場していただけないことがありますので、あらかじめご承知おきいただきますようお願いいたします。
みなさま
新年おめでとうございます。今年も原発とめよう会はさまざまな活動を通して脱原発を目指します。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年末に掲載した横浜での講座の感想の続きを。
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第65回くらしから原発を考える講座in横浜
「どこから・どうやって・どこへ・・・放射能」
講師:澤井正子さん(原子力資料情報室)
※※※※※※※※
ここからタイトルの「どこから・どうやって・・・」のお話です。
・ウランの産出国は主に南アフリカやオーストラリアなど。オーストラリアで採掘されて、北米で濃縮。燃料として使用できるウランは天然から採掘した状態では0.7%。これを3~5%に濃縮します。
・濃縮されたウランははるばる海を渡り横須賀に到着します。横須賀に燃料の加工工場があります。ここで加工されて燃料となり、各地の原発に運ばれます。
つまり地球を半周して、さらに高速道路をフルに利用して核燃料は運ばれているのですね。
・使用済み燃料は・・・原発で燃料として使用されたウランは、再処理工場でプルトニウムと残ったウランが取り出され、プルトニウム利用計画(核燃料サイクル計画)として高速増殖炉用の燃料に加工される予定。高速増殖炉は再処理工場で取り出した1%のプルトニウムを1.1倍に増やすことができるらしい。しかしもんじゅは事故で停止しているし。。。。
・核燃料サイクルになると最終処分場が現在の4倍も必要になる。今でも最終処分場の場所は決まっていないのに。。。。
そしていま一番澤井さんが言いたいこと。それは・・・・
山口県の上関原発反対!
です。
・お話を聞いて・・・私は横浜に住んでいます。それもよこすかにわりと近い海側です。横須賀に原子力空母が配備されて、それはどう危険なのか知りたかったのです。
事故が起きれば風向きで致死量の放射能が襲ってくるのだとわかりました。そして、横須賀に核燃料施設があると初めて知りました。これはかなりショックです。
そして核燃料が高速道路で運ばれていること。我が家の近くも湾岸線が走っています。夜間に運ばれるとのことですが事故がないことを祈るしかありません。
そしてそしてどの方法をとっても、環境や生き物に良い発電方法はないのだなと思いました。
===電気の使用はこれ以上増やさない!我が家では===
これが澤井さんのお話を聞いて私が思ったことです。
2010年だいち交流会・横浜中区会場 佐々木洋子(大地を守る会消費者会員)
第65回くらしから原発を考える講座in横浜
「どこから・どうやって・どこへ・・・放射能」
講師:澤井正子さん(原子力資料情報室)
11月14日土曜日に横浜市栄区で開催された講座に参加され、この講座の共同主催者である佐々木さんからの感想が届きました。文意を損なわない範囲で少し手を加え、掲載します。少し長いので2回に分けて掲載します。最初は原発の基礎的なところ。2回目はテーマであるどこから・どうやって・どこへ・・・となります。しかし、感想文を読んでつくづく原発っていらないなぁって思いました。(来島)
※※※※※※※※※
11月14日土曜日に横浜市栄区の地球市民かながわプラザの会議室で澤井さんにお話していただきました。
まず、原発について。
世界でNo1はアメリカ合衆国で100基以上あるそうです。No2はフランスで70基。No3が日本で53基。その国に占める原発の発電量はそれぞれ10%、70%、35%です。
・最終処分場について。
アメリカ合衆国もEU諸国も地下深くに埋めているけれど、地震の多い日本でどうしてできるのか?国内で最終処分場を公募しているけれど何処も応募しない。調査だけで20年、核廃棄物を運び込むのに何十年もかかるとのこと。
※柏崎、女川、志賀、浜岡で大きな地震が起きた。原子炉は緊急停止しかしたが、「想定以上」の地震動が襲っている。
・発電について。
電気を作るということは、タービンを回すこと。これは他の発電方法でも同じ。火力は石炭や石油を使ってお湯を沸かし、高温高圧の水蒸気でタービンを回します。そのときCO2を発生させる。水力も色々問題がある。自然エネルギーの太陽光・風力発電も同様に色々な問題がある。原子力は石炭や石油の代わりに放射性物質を使ってお湯を沸かしタービンを回します。このときCO2は出さないけれど、中性子が飛び交い、燃料のウランが核分裂し、放射線を発生させます。
・建っている場所。
水辺に建っている。海水を冷却水として用いているため。7度温度を上昇させて海に戻している。これは火力も同じ。でも原発は排水に放射能が混じり、近くで獲れた魚から放射能が出ている。
・熱効率。
原発は33%、残りの2/3は廃熱として捨てている。送電によるロスも5~6%ある。
・原子力空母について。
原発には沸騰水型と加圧水型の二つのタイプがある。原子力空母は加圧水型で仕組みは原発と同じ。長い航海を給油せずに動かすために作られた。
・原発に使われるウラン。
原発は核分裂性ウランが核分裂する際に出す熱エネルギーを用いてお湯を沸かします。核分裂によってエネルギーとともに核分裂物質が生まれ、そのとき中性子が2個放出されます。この中性子の制御を失敗すると暴走し、大事故に繋がります。一年間原発を運転すると広島型原爆の1000発分の放射能がでます。それがいわゆる「死の灰」で、炉の中で高レベル放射性物質やプルトニウムが溜まっていきます。
・放射線について。
自然界にも放射線はあり、私たちは1年間に1ミリシーベルトくらい浴びています。また、それとは別に、原発からも出ている放射能を年間1ミリシーベルトまで許容してくださいとされています。
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ココまでが講座の基礎編というか、初級編です。続きは次回に。
前回は太陽光発電の助成金やコストについて記載しました。
で、今回は本題の核燃料サイクル、主に再処理工場のコストについて考えてみます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、次に日本の核燃料サイクル政策について考えてみたいと思います。
日本では、火力、水力、原子力などによって発電を行っていますが、原子力発電の場合、その放射性廃棄物が大きな問題となっています。
日本の各発電所から出た低レベル放射性廃棄物は、青森県六ヶ所村の低レベル放射性廃棄物埋設センターに運ばれます。
また、使用済み燃料も、 各原発で一定期間冷却したあと六ヶ所村に運ばれて、再処理工場の中の使用済み核燃料貯蔵プールに送られます。 その後、プルトニウムなどを取り出す「再処理」をし、同時に低レベル放射性廃棄物から高レベル放射性廃棄物まで分けられ、高レベル放射性廃棄物はガラス固化体にして、再処理工場の敷地内にある高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに「一時的に貯蔵」することになっています。
「サイクル」「再処理」というと、家庭用のゴミを分別して出すような、なんとなくいいことをしているような印象をあたえますが、実際は、「原発が1年で出す放射能を再処理工場では1日で出す」といわれるように、使用済み燃料のなかにある放射性廃棄物を環境中に放出することになってしまうし、取り出されるプルトニウムは、原爆の材料ともなるもので、その取り扱いのしかたは非常にやっかいです。
日本以外の国では、再処理をしないで、使用済み燃料を直接処分する方法をとっているところがほとんどです(核兵器に関連する国をのぞいて、再処理をしている国はないからです)。
ところで2004年に国の原子力委員会が開催した新計画策定会議では、(「基本シナリオの核燃料サイクルコスト比較に関する報告書」http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2004/kettei/sakutei041124.pdf)
ウラン燃料の製造から再処理工場の建設・操業、放射性廃棄物の処理といった核燃料サイクル全体のコスト比較をすると、再処理した場合(シナリオ1)は42.9兆円、直接処分した場合(シナリオ3)は30.0〜38.6兆円かかるとでています。(「新計画策定会議(第10 回)資料第7号」http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/sakutei2004/sakutei10/siryo7.pdf)
ここからは、何十年も先のことまで含めた、だいぶ、大ざっぱな話になりますが、直接処分した場合を仮に真ん中の34.3兆円とすると、再処理しないほうが、約8.6兆円お金が浮くことになります。
誤解のないようにいっておくと、この8.6兆円という数字は、2002〜2060年度の59年間について、そのシナリオ(方法)にそって処理を行えば、いくらかかるか、ということなので、再処理をやめようといったとたんに、8.6兆円のまとまったお金が出てくるわけではありません。
しかし、建設・操業費等だけでも11兆円といわれている 六ヶ所再処理工場は、度重なる事故のため、本格運転は早くても2010 年10 月以降になる見込み(日本原燃http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2009/pr090831-b.html、 原子力資料情報室 http://cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=10)で、先ほどの試算(「基本シナリオの核燃料サイクルコスト比較に関する報告書」)では、2005年から六ヶ所の再処理工場が本格稼働するという前提で計算しているわけですから、すでに、シナリオじたいが破綻しているともいえるのです。
そうなると、建設・操業費が想定より高くなるでしょう。つまり、前述の42.9兆円という試算額はさらにふくらむ可能性が大きいということです。また、毎年800トンずつ40年にわたって処理するとしている想定も危うくなり、コストを引き上げる可能性が大きいと考えられます。
何兆円ものお金を、再処理など(つまり、原子力発電で発電し、再処理する方向)でなく、もし、仮に、太陽光発電をつけるために使えるとしたら……。太陽光発電だけに限らず、他の自然エネルギーの研究や普及のために使えるとしたら、どれだけのことができるでしょうか。
いま、さかんに事業仕分けなど、国のお金の使い方が見直されていますが、世の中の経済状況が厳しい今、お金を何のために使ったら有効に使えるのか、考えてみるといいかもと思いました。(もも)